youstrea YOUSTREAM by yokanbeya.livelog
Loading...

Live streaming video by Ustream

>>放送済み番組一覧 / 放送番組予定 / 県内ライブカメラ

"有力無名県"から"有力有名県"へ

昨年、栃木県からの働きかけで作成された栃木県×テレビ朝日「お願い!ランキング」栃木県のプロモーション



福田富一県知事が唱える「有力無名県"から"有力有名県"へ」というスローガンは非常に好感が持てる。恐らくこの動画は、そのような知事の意志から生まれたものと推測する。

北関東では一番大きい県ではあるけど、最も小さく思われてしまう。単に外にアピールすることをしないだけの県民性があるだけで、内容は他県には負けない土地である。

PRしないから駄目な県かというと、そうは思わない。ただ、昔のように情報の経路が単純でテレビ局や新聞が民の情報源だった頃であれば、「均一的」にビジネスのチャンスは生まれたかもしれないが、

能動的に情報ソースを守らないとならなくなったネット社会の今においては、自らセールス機会を損失している可能性は栃木県にはあると思う。

アピールに興味が無ければ、むろん、情報のシェアにも興味は無い。目の前の情報を外に転送するフォロワー役となる人は少ない筈だ。ややもすると、投稿する内容が無いからシェアするという行動に走るかもしれないが、それは恐らく広大なネットの海で認められやすい情報のシェアにとどまるのがいいところではないだろうか。

先月の二十日からこのyoutube動画のアクセス数をじっと見守っている。じっくりじっくりその数値を上げているようだ。これは、ネットでいかにシェアされてないかということにもなる。つまり、コンテンツとして栃木県民にはシェア価値が無いと判断されてしまったのだと思う。

否定的な物言いとなっているが、決して否定派ではないことをここで付け加えます。

栃木県にはもっと有名になって欲しい。普段の暮らしで得る地元の情報には、大変面白い物が多く、また、貴重なものも多い。我々は意外に良い土地に住んでいる。それは実感している。

ただ、ここが落とし穴で、"意外に満足している"からこそ、欲求が生まれない。自分達を披露して表現する努力をしてまで勝ち取りたい物は、現在の栃木県民には無いのだ。

二十代の所得は全国で2位、三十代で4位、四十代で9位。偉くならない県民なのは、事業数のせいかもしれないが、商業圏として発達していないことにももしかしたら繋がるのかも知れない。
中途半端な分析はやめにして、とにかく、栃木県は出遅れる。これだけは確かだ。

または、そう見えてしまう。

先進的なことをやっている人や会社も多い。だけど、それは秘匿の情報物なのか、CIAが極秘に掴まないといけない情報なのか、外には出てこない。なので、先を越されてしまう。でも、こうは思う。「そんなの考えていたよ。持っていたよ。」と。

今の栃木県に必要なのは、打算や惰性で動くことではなく、"能動的に広範囲で動く"ことだと思う。

知事の唱えるこのスローガン。実力をつけろなんて言ってない。「あるものをそのまま外に出そう」
そういうことなのだと思う。服を着るように、呼吸をするように、他県と同じくらいの体温で、自らの力を披露しよう。そういうことなのだと思う。

そうすれば、いつかは、「チャンスは均一」になり、「言わず損」のような事は起きないのではないだろうか。

CGM 消費者生成メディアによって、救われると思いきや、最初に書いた通り、情報ソースは守らないとならない。口コミで勝手に自分や商品の評価が下されるのを待っていたら日が暮れてしまう。ネット民族は、「ネット上に存在するものに反応するだけで決して記者ではない」のだから。

栃木県民姫にとって、記者は白馬の王子様かもしれない。

しかし、
白馬に乗った王子様は、昔は勝手に来たかもしれないが、
今の白馬の王子様は、メールしないと来ないのだ。

同じ事をやるならば、沢山の人に知られて、沢山の人に見られて、
沢山の方に買われて、使われた方が良い。
それが、ものづくりとして実力ある栃木県民の第2ステップなのじゃないだろうか。


最近の気になる記事:

『うつのみや春の演劇フェスティバル開催だそうです』

ココロについて/栃木県の心の窓口・メールカウンセリング

栃木県の演劇を応援